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当ブログは、日本の麺料理についての情報を発信しているサイトです。そば、うどん、素麺など麺類が大好きな人に向けて、さまざまな情報をお伝えします。

日本での麺類の歴史

遣唐使が中国(唐)から麺を持ち帰ってきたのが、日本に最初に麺が入ってきたきっかけだといいます。実はこの時、麺は「菓子」に分類されていました。小麦や米から作られた粉に水を加えて練り、その生地を油で揚げたり蒸したりして作る「唐菓子」と呼ばれた食べ物の一種に、現在の素麺の原型となった麺があったそうです。この唐菓子は高級品として、儀式や接待に使われました。また平安時代には、そばもすでに食べられていたようです。

鎌倉〜室町時代になると、当時の中国(宋)に留学していた仏僧たちにより麺料理が伝わり、修行僧の間でうどんの原型となる麺類が親しまれました。次第に僧から武士、そして庶民に広まっていき、室町時代にはうどんがすでに現代の製法と似た方法で作られ始めたと考えられています。

江戸時代になると、太平の世の中で町民文化が発展し、うどんと共にそばも人気の麺類として地位をあげるようになりました。ここで現代に伝わるさまざまな日本独自の麺料理が生まれることとなります。

ちなみに、パスタは明治時代、ラーメンに使われる中華麺は大正時代と、意外と最近日本に入ってきたものなのです。このブログでは、日本に古くから伝わるそば、うどん、素麺について取り上げています。